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「美人の基準」

『稼ぐ「デザイン力!」―経営者・管理職のためのデザイン戦略入門』(アーク出版)より引用 

■美人の基準


【質問】

美人の基準というのは世界共通のようです。

日本で美人で無くても、違う国へ行けば美人に見られると言うことはあまり無いようです。人間は不思議なことに世界共通の美意識を持っているのです。では、人はどんな顔を「美人」と感じるのでしょうか。例えば鼻が高ければ美人に見えるのでしょうか。考えてみてください。

 

【解答】

答えは意外ですが「平均的な顔」です。何千人もの人の顔を重ねていって平均値を取ると美人が出来上がるそうです。

 

【解説】

ある研究によれば、たくさんの女性の写真を何千枚も重ね合わせていくと、自然と「美人」になるのだそうです。つまり「美人」というのは不思議なことに「女性のいちばん平均的な顔」ということになります。普通に考えると、鼻が高くて目が大きいというような特徴のある顔が美人のように思いがちですが、実は違います。。  

 これは考えてみれば当然のことかもしれません。鼻が異常に大きい人や口が異常に小さい人は美人ではないわけです。しかし、意外とそう言われるまでは気づかないものです。

 

 では、芸能界で美人は必ず人気が出るスターや女優になれるかというと、そうでもありません。美人でも意外と人気が出ない人もいるし、こんな人が、と思う人が人気が出たりします。その差はどこにあるのでしょうか。デザインもある意味では人気投票のような面がありますから、この「人気が出る・出ない」の理由は大切です。


 人気が出る美人の顔とは「少し崩した顔」

 

 実は少し崩した顔が人気が出るそうです。

あまりにもまとまりすぎた顔は、みんなが美人とは認めるものの、記憶に残らないようなのです。美人なのだが、少しだけ(この「少し」の加減が難しいのですが)目が大きいとか、くちびるが厚ぼったいとか、鼻が高いとか、「まとまりはあるのだが、少し特徴がある」顔が人気が出るのです。この少しの違いを「チャームポイント」としてみんなが見てくれるのです。

 

知人にゲームのキャラクターを作っている人がいます。CG(コンピューターグラフィックス)で作るので、自分の思いどおりにキャラクターを作れるのですが、バランスを少し崩してやるといい雰囲気のキャラクターができるのだそうです。

 

 これはそのままデザインにも当てはまります。ただの四角や丸は、もちろん「バランス」としては完ぺきです。しかし、丸や四角だけのデザインでは面白みがありません。そこで、この丸を楕円にしたり、丸を少し削ったりして崩してやると「特徴のある」デザインが出来てきます。

アップル社のデザインなどは一番わかりやすい例で、四角や丸を組み合わせたり、角を丸くして「特徴」を出しています。この味付けの部分がアップルのデザインのチャームポイントになっています。

御社のデザインはどうでしょうか。

まとまりすぎてつまらなくなっていないでしょうか。とくに技術志向が強い会社では、硬いイメージのデザインから抜け出せないことが多いものです。しかし「少し崩して」やることで特徴のあるデザインになる場合があります。一度「少し崩した」デザインを検討してみてください。

 

【デザインの具体的ヒント】

1.「少しの崩し方」がデザイナーごとの個性である場合が多くあります。少し丸くするのが好きな人や、少しシャープな方を好む人などそれぞれです。経営者やデザインの管理者は、デザイナーの特徴を良く掴んでデザインを発注することも大事です。

 

2.ほくろがあることがチャームポイントになったりしますから、同じことで製品の一部分に会社のマークやロゴ(文字)を入れたりすることも有効です。

ただしやりすぎては絶対にダメです。人もほくろだらけではチャームポイントにはなりません。


at 12:33, プロフィール, 経営とデザイン

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